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宴会サービスの仕事というと、披露宴・パーティなどで料理やワインをサーブするイメージが一般的ですが、実際には、配膳サービスはもちろん、会場の準備やテーブルセッティングからお見送り、後片付けまで、実に様々な業務があります。
私は現在、宴会部門のキャプテンとして、ハイアットで催される披露宴・パーティの指揮管理を任されています。宴会サービスにおけるキャプテンとは、その宴会の責任者であり、宴会に関わるプロやスタッフたちをまとめ、取り仕切っていくリーダー的存在。
披露宴の場合、プログラムの進行を担当する司会者や音楽や照明などの演出担当、さらに料理担当など、それぞれの担当者と事前に打合せを行い、準備を進めます。ところが、いざ、本番になると、時間が押したり、予定していた奏者の到着が間に合わないなど、急きょプログラムを変更せざるを得ないトラブルが発生することも。
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スタッフのモチベーションを高めながら、宴会の進行を取り仕切るキャプテン。どんな大規模な披露宴やパーティでも、スタッフのチームワークさえあれば上手くいくという。
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9:30 出社。本日担当する披露宴について確認。各担当者やスタッフへの連絡事項をチェック。
10:00 挙式のスタンバイ。式場にて、新郎新婦をお出迎え。
12:00 披露宴スタート。進行の流れや会場の様子に気を配りながら、随時、スタッフへの指示を行う。
14:30 披露宴終了。新郎新婦、来賓ゲストのお見送り。
15:30 次の宴会のスタンバイ。立食スタイルのパーティに合わせた準備を進める。
17:00 宴会終了。テーブル、食器などの後片付け作業。リネン(クロス)の管理など。
18:00 業務日報を記入。明日の宴会スケジュールを確認し、退社。
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そんな時は、リアルタイムで軌道修正を図ります。業界用語でいえば「現場合わせ」ですね。その場の状況や流れに合わせ内容変更を決め、それを新郎新婦や主賓に伝え、確認を取りながら、宴会を進めます。あくまで何事もない表情で、スマートに(笑)。
宴会サービスの仕事で、一番求められるのは、その場、その場で臨機応変に対応できる機転と柔軟性。たとえ、「どうしよう」と戸惑うようなトラブルやアクシデントが起こったとしても、大切なのはその時の対応。結果的に、どれだけお客様に満足いただける対応ができるかどうかが、サービスの質につながると思います。
私は、大学時代に配膳サービスのアルバイトがきっかけで、ホテリエの道へ。これまで、数え切れないほど多くの披露宴・パーティを担当してきましたが、なかでも、忘れられないのは、昨年の経験。大阪ドームで催された総勢3,400名という大規模なパーティのケータリング(ホテルから出張して料理などのサービスを行うこと)です。関西中のホテルから何百人もの宴会スタッフが集結し、サービスにあたったのですが、その現場の忙しさときたら、まさに戦場。私は、カトラリー(※)の振り分けを担当しましたが、3,400名分ものナイフやフォークをセッティングするというのは、ある意味、不可能への挑戦(笑)。なかなか上手くいかず悪戦苦闘し、後悔の念が残っていますが、かえって次への挑戦心が燃えるきっかけとなりました。
※カトラリー(cutlery):ナイフ・フォーク・スプーン類、コース料理の種類や配膳順に合わせた本数/並べ方がある。
披露宴・パーティの成功というのは、それぞれの現場のプロ、スタッフが力を発揮し、互いに協力してはじめて成し遂げられるもの。披露宴・パーティを担当するスタッフはひとつのチームであり、同じ目標に向かって進んでいくわけです。そういう臨場感や連帯感を日々感じられるとことが、「一生続けていきたい」と思えるこの仕事のやりがいです。「最高のチームワークが最高のサービスを生む」。それが、11年間の自分のキャリア経験から学んだモットーですね。
次回 9/20 は「介添人」をお送り致します。
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