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白神 昌也 助教授
交通経済学専攻、専門は都市交通、規制政策など。観光という「商品」を生産するために必要不可欠となる投入要素である「交通」について研究中。
●最近の関連論文 「通勤・通学交通における鉄道利用者の駅までのアクセスに関する研究」(大阪明浄大学紀要4号 2004年3月発行) |
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最近バリアフリーという言葉をよく耳にします。バリアフリーとは、あらゆる人が何の障害(バリア)を感じることなく生活し、移動できるということを意味します。
現在、公共施設を中心として、様々な施設においてバリアフリーに対する方策が実施されていますが、その整備状況はまだまだ十分とはいえません。みなさんの身近な所では、学校や駅の施設があげられますが、すべての施設でバリアフリーが徹底されているわけではありません。
バリアフリーと一口でいっても、非常に難しい問題があります。例えば、車椅子の利用者のために車道と歩道との段差をなくしたとしても、他の障害者にとっては、その段差が車道と歩道を区別する手段となっている場合もあるわけで、一意に解決方法が決定されるというわけではありません。
平成12年5月に「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」が公布されました。この法律に基づいて、市町村は一定規模以上の駅などの旅客施設を中心とした重点地区を対象として、旅客施設や道路等のバリアフリー化を重点的かつ一体的に推進することとなりました。このような法律が制定されたことは非常に意義深いものです。
さて、バリアフリーと観光・交通との関連では、近年の高齢者の観光旅行者数の大幅な増加に対して、公共交通機関の不便さの改善が途上段階にあるということがあげられます。皆さんが観光地へ訪れる場合、必ず何らかの交通手段を利用すると思います。体に何不自由なく、健康的な生活を送っている方々は、駅などでの段差は気にならないと思いますが、そうではない方々にとっては、ほんの少しの段差があることで体に負担がかかったり、ときには怪我をするということにもなってしまします。
以上のようなことを考えることは、観光においても非常に重要なことだと考えられます。 |
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