「観光地商業」の誕生と再生(2)
<善光寺・仲見世>
●2005.1.11
「仲見世(なかみせ)」という言葉は余りなじみがないといえます。寺社の境内に作られた商店街のことを「仲見世」といいます。
観光地の商店街は「仲見世」と「参道商店街」の2つに大別されます。左の写真は「善光寺・仲見世」でおよそ50の店が軒を連ねています。正面の工事中の建物が善光寺ですが、残念ながら仲見世入口からは本堂を見ることができません(2004年11月26日現在)。
仲見世の商店は、土産店、仏壇仏具店(信仰用品)、旅館、飲食店が大半で、土産店では漬物店、おやき専門店、地元の果物と加工品などの店が多く、100%参拝者や観光客のための店だといえます。下の写真は、仲見世にある漬物専門店で、「葉わさび」「ふきのとう」「夏野菜の漬物」「野沢菜」「葉唐辛子」「長芋の醤油漬」など昔懐かしい樽漬け、小分け販売を行っています。
その他に、武田信玄の兵糧として有名な「おやき」の専門店が実演販売しております。「おやき」は、野良仕事に出掛ける農民の昼食として作られたのが始まりだといわれていますが、甲斐の武将、武田信玄の兵糧としても有名です。小麦粉を練って皮を作り、中に野沢菜の油いため醤油味、なすの油いため、かぼちゃの油いため、など多分農家の夜のおかずの残り物を材料に作られ、囲炉裏や野外の焚き火などで焼いて食べられたのでしょう。参拝でお腹がすいた旅人にとって、その味は忘れられない郷愁と安らぎを与えてくれます。
(次回は「参道商店街」)についてお話します) |