「観光地商業」の誕生と再生(1)
<信州長野「善光寺」>
●2004.11.20
この世の中には、数知れない観光資源が存在しています。人々が行ってみたいと思うところは全て観光資源だと言っても過言ではないでしょう。
私は、毎年欠かさず信州に出かけますが、その道すがら、決して信仰心からではありませんが「善光寺」を訪れます。善光寺は今から1600年前に建立された日本最古のお寺の1つだと言われています。毎年600万人から700万人の参拝客が全国各地からやってくるそうです。実は私の興味は、「善光寺さん」ばかりではありません。むしろ、参道に軒を連ねる土産店や小売店が集まった商店街にあります。
神話の世界でも「天の高市」と呼ばれる「市」が天国(地獄かも)に開設されたそうです。歴史的には「榴市」(つばきいち)や「軽の市」、「餌香市」(えがいち)と呼ばれた「市」がわが国では最古の「市」だといわれています。「市」は、初めは「不定期市」から始まり、次第に「定期市」として決まった日に開かれるようになりました。「三日市」「四日市」「十日市」などの地名は多分その名残でしょう。
「市」は次第に常設化され、本格的な商店街が作られました。最初の商店街は、参拝客が多いお寺や神社の参道に作られ、次第に宿場町や漁港に作られるようになりました。「善光寺さん」の参道に並ぶ商店街も多分そのような時期に作られたのでしょう。(続く) |