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[登場人物]
川原明日美(かわはら・あすみ)
大阪明浄大学観光学部1回生
西山 浄(にしやま・きよし)
大阪明浄大学観光学部1回生
丹治朋子(たんじ・ともこ)
元大阪明浄大学観光学部専任講師


こんにちは!明日美さんは、試験勉強で図書館にこもってるんで、今日は1人で来ました。

こんにちは。

早速ですけど先生、最近、環境、環境っていろんなところで騒がれてますよね。地球環境って今そんなにひどくなってるんですか?あんまり実感が沸かないんですけど。

酸性雨が降ったり、砂漠化が進んでいたりという状況をみると心配になりますね。


酸性雨は知ってますが、「サバクカ」って砂の砂漠のことですか?

そう。世界中で砂漠が広がっているんですよ。例えば中国の北京では、都市部からだいたい70kmはなれたところに砂漠があるんですけど、その砂漠が1年でだいたい3〜4kmずつ広がっていると聞きましたよ。このままいくとあと何十年かすると北京は砂漠の中になってしまうんですって。

え?砂漠が広がるってそんな勢いなんですか。こわいですね。そういえば、観光と環境ってなんとなく結びつきが強いように思うんですけど、どうなんでしょう。

そのとおり。たとえばエコツーリズムって知ってますか?


何かの授業で聞いたような、、、、。

 じゃ、今日はその話をしましょう。
 まず、環境に配慮しながら行う旅行をエコツアーと呼ぶのですが、そういう観光行動などを総称してエコツーリズムと呼びます。かけがえのない自然、守るべき自然が地球上にはたくさんあります。そういうところに環境負荷を極力かけないようにして観光するんです。そんな旅行を通じて、観光者は環境の大切さをヒシヒシと感じますよね。この環境教育をするというのもエコツーリズムの重要な要素です。教育といっても教室で勉強するのとは違って、インストラクターが随行していろいろと教えてくれて、楽しい発見とか体験とかがある面白いものなんですよ。

 例えば小笠原諸島って知ってます?ここは、東京都なんだけど、沖縄と同じくらい南に位置する島々で、エコツーリズムの考えが随分浸透しています。また、環境省の「エコツーリズム推進会議」によってエコツアーモデル地区にも選ばれているんですよ。この島は自然環境に恵まれているので、それを活かしてホエールウォッチングとかガイドツアーとか、植生回復ボランティアツアーなどが行なわれています。
 特に興味深いのは、東京都が認定したガイドが同行しないと入れない地域があることですね。これは自然保護と観光する人の安全を確保するために必要なんですって。また、今(平成16年11月5日から17年2月4日※)は南島は入島禁止になっていますけれど、これは島の植生回復のためだそうです。こういういろんな取り組みをしているんですね。

 自然保護は、人が一切入らない方がいいという意見があります。でも、エコツーリズムでは、環境教育のほかに、観光者が地域で使ったお金を自然の修復事業にまわすということも行なわれています。自然が壊れない程度の人が訪れて自然保護のための資金を提供してくれたら、それはそれでよいことですよね。


へぇ〜。僕もそのエコツアーというのに行ってみたいです。

百聞は一見しかず。行ってみるといいですよ。でも、エコツアーと謳っていながら内容はその正反対というツアーもありますから、よく内容をチェックしてね。


※小笠原村ウェブサイトより。
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