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第4回 2003.11.10
宴会部門のホテリエたち
 前回は、「ウェイター/ウェイトレス」、「ソムリエ」、「バーテンダー」、「グリーター」などの「レストラン部門」を担うホテリエを紹介した。
 今回は、ホテル内の宴会場においてパーティを創り上げる「宴会部門」に視点を当てて、そこで活躍するホテリエの職種や仕事内容について触れていく。

宴会予約
 宴会予約は、各種法人のパーティや披露宴といった「宴会」に関する予約受付、お客様との打ち合わせ、ならびに、宴会サービス、調理などの関連部門や衣装、装飾、引出物などを取り扱う外部の協力会社への手配などを担当するホテリエである。お客様、スタッフ共に多くの人間が関わる「宴会」のコーディネートを手掛ける。
 宴会予約は、単に宴会の予約を受け付けるだけではなく、宴会場を円滑にかつ効率的にコントロールするという役割を担う。加えて、お客様との打ち合わせにおいては、お客様にアドバイスするために必要となる宴会運営に関する専門的知識やコミュニケーション能力が求められる。宴会受付が、お客様との打ち合わせを通じて作成した指示書に基づいて、宴会サービスや外部の協力会社は業務を遂行するのであり、宴会受付の責任は極めて重いといえる。
 多くの出会いや感動が生み出される華やかな宴会を影で支える。それが宴会予約の仕事である。

宴会サービス
 宴会サービスは、多くの人々が集う様々な種類の「宴会」において、料理や飲料を提供し、宴会主催者の協力者として、当日の宴会運営をサポートするホテリエである。宴会受付が、お客様との打ち合わせを通じて作成した指示書に基づいて、会場を設営し、サービスを行う。
 宴会サービスは、レストラン部門のウェイター/ウェイトレスと同様、料理や飲料に関する専門的知識とサービスの方法に関する専門的技術が必要とされる職種であるが、それに加えて、宴会運営に関する独特のノウハウを修得していることが求められる。
 宴会は、その進行や会場設営などが主催者によって異なると共に、宴会に出席しているすべてのお客様に対して、一斉に料理や飲料のサービスがなされるといった特性がある。それらに対応するために、宴会サービスは、他の宴会サービスや調理部門などの多くのスタッフと協力し合いながら、宴会を円滑に運営していくことに取り組まなければならない。
 パーティや披露宴など、お客様の人生における大きなイベントを引き受けるという責任を宴会サービスは担うのである。

ウエディングプランナー(wedding planner)
 ウエディングプランナーは、結婚式や披露宴のコーディネートを担当するホテリエである。「宴会受付」内における“ウエディング専門担当者”を指す名称として使用される場合が多い。
 ウエディングプランナーは、“晴れの舞台”である結婚式や披露宴に関するお客様との数ヶ月にわたる打ち合わせ、ならびに、宴会サービス、調理などの関連部門や衣装、装飾、引出物などを取り扱う外部の協力会社への手配などを行う職種である。
 近年、結婚式や披露宴は個性化、多様化しており、お客様のニーズに応えるために、ウエディングプランナーは、発想力や提案力、対応力などに磨きをかけておかなければならない。加えて、結婚式や披露宴は、新郎新婦や親族だけのものではなく、招待客に対するおもてなしが重要となるのであり、ウエディングプランナーは、担当する結婚式や披露宴において、セレモニーやパーティが有する本来の目的、あるいは機能が損なわれることがないように、新郎新婦や親族をフォローしなければならない。
 人生の門出を演出するウエディングプランナーが仕事のやりがいを見出す時、それは、披露宴がお開きになった後に、新郎新婦から「ありがとう」の一言をいただいた瞬間である。

次回12/10は「調理部門のホテリエたち」をお送りいたします。
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