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第7回 2004.2.10
管理部門のホテリエたち
 前回は、「セールス」、「企画」、「広報」などの「マーケティング部門」の職種を紹介した。
 今回は、ホテルの“表舞台”を裏から支える「管理部門」に視点を当てて、そこで活躍する「人事」、「経理」、「購買」の仕事内容について説明する。

人事
 人事は、要員の採用・異動・退職、人事考課、ならびに教育・研修などに関する業務を担当する。優秀な人材を採用すると共に、各人材が仕事を通じてそれぞれの能力を発揮することができるように支援するという役割を担う。
 採用や異動、昇給や昇格などに関わる業務を担当するため、人事は特に公正でなければならない。また、労働法、社会保険、福利厚生などに関する専門的知識が求められる。
 近年、これまで日本の企業において一般的であった年功序列型の人事制度に代わる、仕事の成果や人材の能力を重視した新しい人事制度の構築が必要になってきている。それぞれの人材がやる気を持って仕事に取り組んでいくことができるように職場環境を整える。それが人事の仕事である。

経理
 経理は、組織における営業活動の成果の記録および報告、資金の調達および運用などに関する業務を担当する。ホテルがお客様に良いサービスを継続的に提供していくことができるように健全なホテル経営に貢献するという責任を担う。
 営業活動の状況を数値的に捉え、分析するといった業務を行う経理には、経営に関する専門的知識が必要とされる。
 経理による報告や立案は、ホテル経営の重要な意思決定に大きな影響を与えることが多く、経理はその責任を自覚して業務を遂行する必要がある。

購買
 購買は、ホテルの営業活動に必要な料理・飲料の材料、各種消耗品などの調達、ならびに、それらの在庫管理を担当する。各部門が求める確かな品質の物品について、必要な量を、必要な時期に、適正な価格で入手すると共に、各物品の品質と量を適正に管理するという役割を担う。
 ホテルで使用される物品は2万点を超えるともいわれている。加えて、料理・飲料の材料など、調達するためには専門的知識が必要となる品目も多く、購買は担当するすべての物品について精通していなければならない。また、確かな品質の物品を継続的に入手していくために、仕入れ先と協力関係を構築すると同時に、新しい有力な仕入れ先の開拓や新しく発売された物品の調査などにも取り組まなければならない。
 購買は、各部門が提供するサービスの品質管理やホテル経営にとって大切なコスト管理などにおいて重要な役割を果たすのである。

次回3/10は「一流のホテリエになるためには(1)」をお送りいたします。
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